
今回は 「令和の副収入サポート」というフリートレーディングバンクを検証します。

金利20%の安心な貯金先にゃん。
金城 真の「令和の副収入サポート」とは?

「令和の副収入サポート」とは、毎月25日に20万円のお金が勝手に増える“金利20%の安心な貯金先”。
投資でもビジネスでもなく「貯金」です。
とのことなんですが、LPを読み進めていくと
「そもそも銀行ではないので 銀行破綻というリスクは実質0なのです」といった記載があります。
こういった“預けておくだけ”といった話でよく引き合いに出されるのが、海外の銀行の金利。
日本の金利は低いけど、海外では預けておくだけで増えるのは当たり前~ みたいなやつですね。
私もこれまでに何回聞かされたかなってくらい聞かされてきました。
昔は日本も金利が10%近くあった…とかですね。
今回の案件でも、引き合いに出されてました。
カザフスタンの銀行ってこんなに金利高いの⁉
と調べてみたところ、段々上がってきてるとはいえ、現在でも9%程度みたいです。
日本に在住している以上、実際に外貨預金をするとなると
為替変動リスクや 銀行に払わなければならない手数料など
考慮しなければならないことが多々あるんですけど
そこは無視して 金利ばかり押してきますね、この手の案件は。
日本の銀行通さなくても、海外の銀行口座を作れる
なんて 怪しい話も多いですしね、最近は。
金利20%の貯金先がどこなのか?
その答えは登録して確認してください とのことなので、登録してみます。
登録検証

登録すると、動画のリンクが送られてきました。
内容を要約すると
- お金を受け取るための作業は全てプロが代行してくれる
- プロが増やしたお金を受け取るだけ
- 上位版の「プラチナ・トレーディング・バンク」がある
- 1万円を預けておくだけで、翌月の25日に20万円の利子がつく
100万円預けるのかと思いきや…

金利2000%だけど?(笑)
月利20%で資産運用できる投資家が、この世のどこに存在してるんですかね?
手数料もなく運用を代行してくれるわけがありませんよね?
報酬受け取り方法は?

利益の出金は申請後2営業日から可能で
運用も本人の指定口座を使うので、持ち逃げリスクはないと記載があります。
費用について
フリー・トレーディング・バンクの参加費用
通常価格 198,000円のところ、3日間限定で9,800円
プラチナ・トレーディング・バンクの参加費用
通常価格 498,000円のところ、3日間限定で29,800円
金城 真の「令和の副収入サポート」特定商取引法に基づく表記
まずはLPに記載のあった特商法に基づく表記から。
販売責任者 金城 真
メールアドレス info@free-bank.biz
これを見た時は「もう逃げる気満々だな」としか思えなかったのですが
登録後に届いたリンクの販売用サイトには、しっかり記載がありました。
販売責任者 ライフデザイン出版合同会社
所在地 〒900-0031 沖縄県那覇市若狭1-10-17 オーシャンパレス若狭203
Eメールアドレス info@free-bank.biz
電話番号 070-4412-7456
ライフデザイン出版合同会社は、2020年5月14日に登記されています。

所在地は 1Kのマンション。
会社というよりは、個人事業主といった感じですね。
電話番号が固定電話ではない点も 気になります。
もうひとつ、下記をご覧ください。

預けておくだけで何もしないのに「再現性には個人差がある」というのはおかしいですね。
また、動画やLPでは一切触れてませんでしたが「資金が減る可能性がある」とここに書かれています。
ある日突然預けていた資産がゼロになっても 自己責任となるので、相手に責任を問えません。
銀行のようなシステムを謳っていますが、実際は「投資」ということですね。
この案件に関しては、投資ですらありませんが。
金城 真の「令和の副収入サポート」まとめ
「令和の副収入サポート」の内容としては
お客様のお金をお預かりし、それを運用資金として投資で増やし、お客様に還元する といったものでした。
そういったシステム的な面で言えば、銀行と同じといっても良いのかもしれませんが
月利2000%で運用できる人なんて この世に存在しませんので
この時点で虚偽の内容で参加者を募っていることは明らかです。
また、金融商品の取引を行う場合は金融商品取引法上の登録が必要になるのですが
金融庁のHPで確認したところ「ライフデザイン出版合同会社」は確認できませんでした。
ここからはあくまでも私の予想ですが、参加費用だけだと そこまで旨味がありませんので
預かったお金を増えてるように見せることで、追加出資を促し
出金要請があったところで「運用に失敗して資金がなくなってしまった」と説明。
結局一銭も戻ってこないというパターンかなと思います。
・リスクの説明がない
・出金できなくなる可能性が高い
・金融ライセンスを取得していない
最後までお読みいただき、ありがとうございました!