めい今回は、ラオス最大手の銀行 JDB銀行 について検証していきます。
シャム定期預金の年利が高いにゃん。
海外銀行の定期預金といえば、以前 イギリスの「スターリングハウストラスト」を検証しました。
日本人はどうも 『銀行＝ 安心』 と思ってしまう傾向があるように感じます。
JDB BANK(JDB銀行)が怪しいというわけではありませんが
日本人の このバイアスを利用して騙そうとする人間は、必ずいます。
私が詐欺師だったら、絶対に 銀行絡みの案件を考えます。
（しませんよーっ・笑）
では、さっそく概要からみていきましょう♪
JDB BANK(JDB銀行)とは？
JDB銀行は、ラオス国内銀行の最大手です。
ラオスで唯一、オンラインバンキングや iOS/Android対応アプリの提供を行っています。
公式サイトを確認しましたが、なんとも不思議な出来上がりになってます。
英語表記にしても、一部が こんな感じでラオ語のままなので
内容がわからない部分が結構あるんですよね。
ちょっとおもしろかったのが、ラオ語をgoogle翻訳で日本語表記にすると
めい早く検証進めるにゃん！
JDB BANK(JDB銀行)の特徴
- 日本国内外のVISA提携店舗にて利用可能なデビットカードを発行
- 仮想通貨によるチャージ(入金)対応
- VISAデビットカードで世界各地のATMでの現金の出金が可能
- 高利率の定期預金が可能
- 外貨による資産形成が可能
- 日本国内にいながら口座開設可能
- 口座開設費用は、500USD＋口座デポジット300USD
仮想通貨で入金ができるというのがポイントで
投資などで仮想通貨を持っている人には、とても重宝する銀行になりますね。
昔と違って、最近は その国の居住者以外が銀行口座を開設できるという国はほとんどありませんから
現地に行かなくても、オンライン上で口座開設手続きが完結できるという点も 大きなメリットです。
定期預金の年利
👆こちらが公式サイトに載っている年利です。
預けられる通貨は３種類
- ラック
- THB
- 米ドル
通貨によって、年利が変わってくるようです。
私が調べたサイトでは、年利9.5％となっていたのですが
それは 1年程前の記事だったので、利率は下がってきているみたいですね。
公式サイトには記載がありませんが
もっと長期で預けるプランもあるのかもしれません。
公式サイトで確認できる情報だと、5年預けて 年利が７％前後といったところでしょうか。
日本在住者でもオンラインで口座開設ができて
仮想通貨で入金もできて
世界各地のATMで現金出金が可能なVISAデビットカードを発行してもらえて
定期預金にすれば、高利回りの利子がつく
ここまで好条件がそろえば、リテラシーの低い人は飛びつくのではないでしょうか？
わざわざ リテラシーが低い人と書いたのは
こういうおいしい話ほど、とにかく疑ってかかってほしいんです。
JDB銀行自体は、Swiftcodeも持っているようですし
この銀行自体がどうこうという話ではなくて
どうして、私達日本人がラオスの銀行口座を持てるのか？
（公式サイトには、どこにも海外居住者が口座開設できるとは書いていなかった）
その口座開設の手続きは、銀行と直でやっているのか？
というところを気にしてほしいんです。
間に誰かが入った時点で、例え 信用できる銀行の口座だったとしても
送られてきた通帳やカードや口座が、本当にその銀行のものとは限らないよ？
ということです。
スターリングハウストラストもそうですが
銀行が怪しいのではなく、仲介した業者が怪しいんです。
ちなみに、JDB銀行は銀行ライセンスを「ラオス」と「タイ」で保有しているみたいなんですが
私の検索能力不足なのか、タイとラオスの（イギリスで言えばＦＣＡのような）金融ライセンス自体を
みつけることができませんでした。
LexxPay とは？
他にもあるのかもしれませんが、今回 JDB銀行への導線として出てきたのが LexxPay です。
「LexxPay」とは、JDB銀行と提携した世界初のウォレットペイメントシステムで
「LexxPay」から口座開設を申し込むことで
ウォレットサービス・JDB銀行口座開設・VISAデビットカード の申し込みまでを 一気に完結できるとのこと。
紹介制度があるため、アフィリエイト報酬目的のサイトがたくさん出てきます。
私が今回の案件を 怪しいと感じるのは
このサイトから、口座開設の手続きをしなければいけないというところ。
JDB銀行のHPに、オンラインで口座開設の手続きができるような仕組みはないので
口座を開設したければ、必然的に ここからになってしまいます。
（LexxPay以外の導線もあるかもしれませんが、やってることは同じです）
LexxPayのサーバーは？
まず、この口座開設手続き用のURLを分析してみます。
サイト表記は英語で それっぽく作られてますが、サーバーは日本の東京にあります。
Google Trendsで確認
次に、Google Trends で調べてみると
日本人しか検索していません。
さらに、JDB銀行の公式サイトには、 LexxPay の情報は一切書いてありません。
この事実のヤバさがわかりますか？
なんで、日本人が（個人か企業かわかりませんが）
ラオスの銀行の口座手続きを斡旋しているのでしょうか？
どうして 日本人だけが、LexxPayを介して
JDB銀行の口座を開設できるのでしょうか？
本当にオンラインで非居住者が口座開設できるのであれば
検索しているのが全員日本人というのは、さすがに不自然です。
JDB BANK(JDB銀行)のLexxPay 口コミ
問題なく出金できている という人と
出金できないと言ってる人がいるので、いくつか口コミを紹介しておきます。
コンビニATMでも、ゆうちょATMでも出金できません。
サポートに問い合わせても返信来ないです。
お金入ってる状態で出金が現在できないです。
私や友人何人かもJDB銀行使っていますが、セブンイレブンなどコンビニでも毎回出金してますが、きちんとお金はおろせています。サポートに分からないことがあり、問い合わせはしましたが、きちんと返信はきてますね。
引用：https://sa-gi.net/jdb%E9%8A%80%E8%A1%8C%E3%80%80jdb-bank/
何度も出金してるって状況は そうそうない気がする。
あとはTwitterに、FX口座からJDB銀行へ入金できたという報告が上がってました。
JDB BANK(JDB銀行)のLexxPay まとめ
正直、こういったものは
「なんか怪しい」くらいはわかっても、確実にヤバイという点をみつけるのは困難です。
そして、例え 現時点で出金ができていても、そこで安心してしまうのは浅はかです。
信用させるために ちゃんと出金して
多くの資金が流れてきたところで逃げる なんて話
これまでにもたくさんありましたよね。
高利回りを謳っているものは、しつこいくらい疑いましょう。
特に、海外案件は 日本の法律も適用されませんから
わざわざリスクをとって資金を投じることはおススメしません。
これは銀行に限らず、保険などの投資商品でも一緒。
数パーセント利回りが低くたって、「NISA口座でインデックスファンド」を強くおススメします。
詳しくはこちら 👇
マネーリテラシーに自信がない人が 利回りの高さに目がくらむと、ろくな結果になりません。
特に今回の案件は、サーバーが日本にあること・検索しているのが日本人だけ
という点から、日本人が日本人をターゲットにしている怪しい案件という気がしてなりません。
くれぐれも慎重に検討なさってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
シャム
