今回は注意喚起の記事になります。
詐欺であることを証明するのが難しいパターンだね。
「WINSプロジェクト」「ライトニングプロジェクト」といったプロジェクト名を使って
FX自動売買の無料モニターを募集し、預かった資金を溶かす ということを繰り返しています。
消費者センター・警察・弁護士 いづれも頼ったところで成す術無し状態。
NTTグループを名乗って連絡を取ってきているようです。
くれぐれも関わらないようにしてください。
Lightning Forex(ライトニングフォレッックス) 会社概要
会社名 Lightning Forex Ltd.
所在地 OMC Chambers, Wickhams Cay 1, Road Town, Tortola, British Virgin Islands.
Eメール Support@Lightning-Forex.Com
まず 所在地なんですが、検索してみると 同所在地で他にもたくさんの法人があることがわかりました。
これは架空住所である可能性が高いです。
ライトニングフォレックスのサイトがこちら ↓
メニューバー右上で 表示言語(英語、中国語、日本語)の選択肢ができるようになっています。
しかし、英語や中国語を選択しても サイトの記述の大半は日本語のままです。
このサイトのアクセス解析をしてみると、ほぼ日本からのアクセスになっていることから
日本人をターゲットにしていることは間違いなさそうです。
一応 金融ライセンスも調べましたが、登録されているライセンスはみつけられませんでした。
電話番号もライセンスも無し じゃ、怪しすぎるにゃん
関東財務局から警告を受けている
海外所在業者であっても、日本居住者のために 又は日本居住者を相手方として 金融商品の取引を行う場合は、原則として、金融商品取引法上の登録が必要です。
にも関わらず、無登録で勧誘行為を行っていたため
令和2年3月31日 関東税務局より警告を受けています。
無登録で金融商品取引業等を行う者について(Light Forex Co., Ltd.)
Lightning Forex(ライトニングフォレッックス)の自動売買とは?
プロのトレーダーの取引を自動的にフォローするトレードを繰り返すMAM運用です。
リスクのある時は、トレードしない。
必ず勝てる時だけを見極めてトレードを行うので、月利20%を超える
などという非現実的な利回りを謳っています。
「投資額と同額のボーナスを証券会社Lightning Forexからもらえるので、投資額の倍額で運用スタートできる」
「運用金額に応じてボーナスがもらえる」
など、ボーナスがつくからお得と思わせる手口。
最初は順調に利益が出ているようにみえるが、一気に強制ロスカットが入り、0円になる。
勧誘方法について
冒頭で少し触れましたが、有限会社友光企画が
WINSプロジェクト
ライトニングプロジェクト といった名称で、営業電話やメール、SNSから勧誘があります。
「モニターに当選した」「無料モニター募集」とか 、そんな誘い文句です。
名目は、来年発売予定の商品実績、エビデンス広告をモニターと一緒に作っていくというもの。
他の投資先のリスクを指摘し、やめて リスクゼロのこちらに資金を移してほしい
消費者金融からお金を借りて、契約時証拠金準備できないか
などと持ち掛ける。
有限会社友光企画について
架空の会社です。
所在地が 東京都港区浜松町2丁目2番15号浜松町ダイヤビル2階 になってます。
ここはバーチャルオフィスなんですが
この住所 = 詐欺まがい という認識でOKです。
私が記事にしたのはこちらの1件だけですが、他にもたくさんの詐欺まがい会社が
この住所を拠点としています。
出金ができない
出金を申請すると、ポジションをとっているから今は無理などと言い訳され
いつまで経っても出金できない。
出資増額させるために 少額出金する事例もあるようです。
直接 ライトニングフォレックスに申し入れても無視される。
そうこうしている間に資金は溶けてしまい、残高ゼロに。
NTTセキュリティ株式会社からの連絡
Lightning Forex(ライトニングフォレッックス)で被害に遭った人のもとに
NTTセキュリティ株式会社と名乗る者が 電話やメールでコンタクトを取ってきているようです。
「詐欺案件などについて、詳しく教えていただけたら
捜査費用は無料・成功報酬1割だけでお金取り戻せます。」といった内容です。
そもそも NTTセキュリティ株式会社の事業概要は、「セキュリティ専門サービスの開発および提供」です。
債権回収なんてできませんので、救済詐欺でしょう。
二次被害に遭うだけですので、相手にしないようにしてください。
Lightning Forex(ライトニングフォレッックス) まとめ
今回の案件に関しては、Lightning Forex(ライトニングフォレッックス)も 有限会社友光企画も
実態のない架空会社と見て間違いないと思います。
おそらくトレード自体しておらず、預けた資金は全て運営元が かっさらっているのでしょう。
しかしながら、運営側は
「自動売買システム自体は無料提供であること・トレードで失敗しただけ」
という言い訳ができるので、詐欺を立証するのは非常に困難かと思います。
こういった場合、警察を動かすこともできず、いつまで経っても捕まえられません。
これだけ被害者が多数いますので、集団訴訟を起こしたいところですが
難しい案件なだけに、請け負ってくれる弁護士を探すのも大変かもしれません。
ということは、悔しいですが、当面は同じような詐欺まがい行為を
名称等を変えながら、今後も続けていく可能性が高いと思います。
「WINSプロジェクト」「ライトニングプロジェクト」といった名称に限らず
同じような手口に引っかからないよう 十分ご注意ください。
基本的に、海外FX案件には手を出さないことをお勧めします。